簿記検定 試験概要、合格率、難易度、学習期間

試験概要


社会人必携の資格として、毎年50万人以上が受験する試験です
日商簿記検定試験は日本商工会議所主催で、全国にて実施される検定試験です。検定試験実施級は3級・2級・1級に分かれており、年3回(1級は年2回)実施されます。受験資格はなく、誰でも受験することができます。
※エル・エーでは1級対策講座は実施しておりません。

受験資格  特にありません(年齢・性別・学歴等に関わらず、誰でも受験できます)。
試験日程  年3回実施(例年6月・11月・翌2月) ※1級は年2回実施
試験科目  3級…商業簿記
2級…商業簿記/工業簿記
1級…商業簿記/会計学/工業簿記/原価計算
試験時間 3級…2時間
2級…2時間
1級…3時間
願書配布時期  例年4月/9月/12月より配布
合格発表 3級・2級・・例年7月/12月/4月
合格基準 3級・2級・1級・・・100点満点で70点以上
(※1級は1科目でも10点以下があれば不合格)

詳しくは、日本商工会議所までお問い合わせください。
日本商工会議所 検定情報ダイヤル 03-5777-8600(検定情報ダイヤル)03-5777-8600
http://www.kentei.ne.jp/http://www.kentei.ne.jp/

2級受験状況・合格率推移


 

3級受験状況・合格率推移


簿記検定の合格率は?難易度や学習期間はどれくらい?


簿記検定にはいくつか種類がありますが、その中でも代表的なものが日商簿記検定です。特に3級及び2級は人気が高く、通年での受験者数も数十万人単位になります。
合格率は実施回によって大きくばらつきがあり、3級は20~50%、2級も10%台~30%台と、捉えどころがありません。合格率が極端に低い実施回に当たった場合には、運次第と考える他無いようです。
学習期間は3級だけであれば2週間~2か月、2級であれば2か月~4か月程度が一般的です。会計系資格の中ではもちろん入門資格に該当します。税理士や会計士は...

簿記検定の資格と仕事

日商簿記検定とは…


日商簿記検定は、日本商工会議所が主催、全国の商工会議所において実施される、簿記の検定試験です。3級は社会人として必須のスキル・知識であり、2級は即戦力を求める企業への強力なアピールとなります。社会の仕組みを理解する上でも、実際のビジネスシーンにおいても使える、大変に合格する価値の高い資格です。

簿記のビジネスフィールド


日商簿記検定で問われる内容は、社会人で必要とされる知識が大半を占めます。特に3級の内容は社会人として最低限押さえておきたい社会の仕組みであり、3級を学ぶことにより自分の仕事がどのような意味を持つのか、会社や社会においての自分の役割は何かということが見えるようになります。2級はさらに範囲が広がり、会社の経理などにも携わることができるようにもなります。このように、簿記の知識と言うのは社会人としてどの舞台に立っても通用する知識なのです。

簿記から広がる可能性!目指せダブルライセンス!


簿記の知識を学ぶことで、更なるステップアップの道が開けます。ここではその一部をご紹介します。なお、以下で紹介されていない資格についても、簿記の知識は必ず役立ちます。なぜなら、社会において会社の数字が読める能力というのは必ず求められるためです。ぜひダブルライセンスをモノにして、頼りにされる人材を目指してください。

  • 税理士 税の専門家としての国家資格です。独立して、自分の事務所を持つ税理士も多く、一国一城の主を目指す方におすすめです。
  • 公認会計士 会計監査等を行う、最難関レベルの国家資格です。商業簿記・工業簿記共に必須となります。
  • ビジネス会計検定試験 大阪商工会議所で主催する、ビジネス上の会計知識が問われる検定試験です。まだ新しい検定試験ですが、これから注目間違いなしの資格です。
  • 中小企業診断士 経営コンサルタントを行う国家資格です。コンサルティングの際に、クライアント会社の数字を読めなければ致命的であり、簿記の知識は必須です。
  • BATIC/U.S.CPA 企業活動のグローバル化に伴い、英文会計関連の資格も注目を集めています。

簿記の資格と仕事って?就職は?


簿記の資格を持っている=すぐ仕事になる、またはお金になるというタイプの資格ではありません。2級まで合格していれば、会社の数字を見ることができるという点で一定の評価を受うことはできますので、就職についてメリットはあると言えるでしょう。
仕事としては経理等部署への配属ももちろんですが、取引先の決算書等に目を通す機会のある営業等でも必要となってきますので、ビジネスパーソンとしては「持ってると有利」というよりも「基礎知識として持っていて然るべき」と言えるかもしれません。